比較的好評をいただいてるTDFオリジナルカーヴィング「ハーフミシュラン」のジェンベ。
ボディの残りもあと数本です。今回組んだジャラ材は日本人には一番合っているとされてる32.5cm口径。
高さも60cmと少し低めですが、ワークショップでよく使用する丸椅子にはちょうどいいサイズです。
と、ここまで書いておいてなんですが自分がいつも叩いているジェンベ、2010年にマリで仕上げてもらったレンケの大口径37cmのBIGサイズです。
口径が音に与える影響っていくつかありますが、大きくなればなるほど皮が震える面積が大きくなるので、音色が長くなります。
「クワーーーン」って具合。これが口径が小さくなればなるほど「---」が少なくなります。32.5cm位になると「クワン」って具合です。そこに更にテンションをかけていくと「カン」に、更にギンギンにすると「カッ」になります(笑)
私がいつも叩いている37cm口径のジェンベは余韻の長い音を楽しみながら叩く分にはよいのですが、複数人で叩く際には「切れの良い音」のジェンベではないので周囲の音に埋もれがちです。
そこへ行くとこのハーフミシュランは32.5cm口径という、テンションをかけやすいサイズ感もあり、またジャラ材特有の艶のあるサウンドとマリ皮の特性も相まって「カンッ」というバランスの取れた打音になってます。
功罪と書きましたが、罪・・・そうですね、強いて言えばついついテンションを「もっともっと」かけたくなってしまう方には、数本横編み下だけでグッとテンションがかかってしまうので「上げ甲斐がない」というとこでしょうか。
トップクレイドルは赤とベージュのWクレイドルでポップな仕上がりに。
下のクレイドルも赤に、縦ロープのターコイズと合わせたアフリカ布がアクセントをつけてくれてます。
NEOミシュランのカービングもクラシックなモダン調。
是非この秋マイジェンベを!とお考えの方へおすすめです。