あんなに美しい女性の旦那さんが野獣みたいな男!ってケース、割と多く見られますよね。個人的には驚きますが少し嬉しかったりもします。
あれって経済力がある、とか、心底優しいとかの要素以外に遺伝子レベルで「異質なもの」を求めていて、より強い子孫を残すっていう結果を得るため・・・じゃないかって、勝手に想像したりします。全く科学的根拠のない話しで恐縮ですが、雑種犬や野良猫って基本カラダが強いじゃないですか。
今回ご紹介するジェンベは「柔らかい白ぶち皮」と「硬いゲニ材ボディ」という上述した「異質なもの同士」が産み出す「甘辛SOUND」ジェンベです。
何かとぶち皮を馬鹿にする佐々木ですが、たしかに白皮は柔らかいものが多く、それにより甘い音色が特徴ではあります。ただ、ママディケイタがそれを使っている理由を知ってしまった今は、やっぱり白ぶち神話をメッチャクチャ馬鹿にしちゃうんですよね。でも今回ご紹介するこいつは違います。まずゲニ材(ギニアではバラフォン材とも言います)は木自体が硬く、基本音色もハイ優先で硬かったりします。柔らかい木と比較してカップ内で振動が吸収される率が低いゲニ材は中音域よりも高音域で甘いサウンドを強調するため「クゥワーン」より「キュゥワーン」というスラップ音になってます。
より「キレが良い」ってやつですね。昔ハマった〇〇ドライの「コクがあるのにキレがある」ってやつです。(あの頃もコクとキレっていう相反するものをよくぞ実現してくれたなって思ったもんです)
左の写真は2010年に試作した初代ミシュランです。今現在はアジアでバリバリ活躍してくれてるようです。今回ご紹介するのはハーフではありますがTDFとして3代目になるミシュランです。イロコ材以外で作成するのも初めて。あ、なぜミシュランって呼ぶのかってわからない方はこちらをご覧ください。
綺麗な木目と綺麗なカービングの調和が更に雰囲気を引き立てます。
トップリングはハガネの含有率の高い素材を使用。強度と剛性を高めています。剥き出しで雰囲気抜群です。
クラシカルな雰囲気の5mmロープを使用。
33.5cm口径のゲニ材で7kg台と軽量なのも魅力です。
Mali Gueni 33.5cm/¥69,800