初日夜はまだブースが未設置だったので駐車場にテーブルと椅子を出して、まるでサーフィン行って駐車場吞み!みたいな集まりだった。そしてとても寒かった。それでも初日の興奮と胸から零れ落ちそうなこれからの期待を肴にランタンの仄かな光に集まったジェンベ叩き達が交わす取りとめもない話。慣れているとはいえ通訳で相当に神経をすり減らしてるであろう岩原さんもマサイマントを纏ってフラッっと立ち寄り、夜23時に各所の見回りを終えたケンさんも加わってとにかく華が咲いた。寒かったこともあり初夜は3時位に解散、私はこの一週間通して寝床となってくれたバモスで就寝。・・・・・・。
で5時起床(笑)!これって東京の暮らしと変わらん(笑)。目指すは東温泉。既にSNSではこの渡航の写真を東温泉中心にUPしてますが、上述の腰痛不安もあり「毎朝東温泉で夜明けを見てやる」と決めてました。今回は車で来ているので5時でまだ真っ暗な中、信号がひとつも無い硫黄島をひた走り東温泉の岩場へ。
車のヘッドライトを消すとそこは漆黒の闇。まっくらなんです。東京にいるとどんな気象条件であろうとも空は仄かに明るい。しかしここみしまの夜は「黒」です。携帯の灯りをたよりに岩場を降りて誰も居ないことを確認しつつ・・・・・まっぱになり湯へ。全身が蕩けるような気持ちよさ、そして、そして見上げると見たこともないような満天の星空です。塵のような光が帯状に広がる「天の川」も生まれて初めてみました。岩場に打ち寄せる波の音が無かったらきっと星が煌く音が聴こえたことでしょう。
嗚呼、これは少なからず踏ん張ってる自分へのご褒美と、これからへの叱咤激励なんだなぁって思いました。痛めた腰も、この夏毎日毎日必死で張ってきた手も、丹念にマッサージしてあげました。そして海を見ると薄紫色になってきて、その色は段々と暖色を強くしてゆきます。このまま呆けてると誰か入湯にきて、まっぱでは具合が悪いので湯をでて、お次の目的である「釣り」に向かいます。硫黄島では様々な魚が釣れるらしく、今回闇雲に持ってきた湖沼用のタックルでは到底釣上げられないことが判明。したがって朝一で堤防から小物を狙ってみました。そこには島のつり名人であるとしさんが毎朝いらして、様々なアドバイスをくださいました。ワームでちまちまやるのは「みしまっぽくねーかな」と段々とトップウォーター系のルアーにスイッチしていき、最終的にはクレージークローラー(笑)。次回行く際には必ずヘビータックルを用意して磯場へ行くぞ!!!(とんでもない大物が釣れるらしい)
結局そんな釣り方していたせいか滞在中毎朝釣りに行ったが毎朝ボウズ(禿げではないよ)でした。空君やアジ兄はバカスカ釣っていたっていうのに。
東温泉に話を戻しましょう。某サイトでは「最大にして最強の露天風呂」とも言われています。
朝一の入湯なので本来は湯船に持ち込むべからずの携帯カメラで撮影した写真で雰囲気をお楽しみください。
何だか我が温泉自慢みたいになってますが、それほど惚れ込みました。最後の写真が3つの湯のうち一番熱い源泉です。寸分も手を漬ける事さえ困難な湯温ですが、気合入れて数秒ドブ漬けしますと皮張り&ジェンベ叩きで使い込んだ手にじんわりと沁みます。そして今、私の手は沢山あった擦過傷が消え失せてます。
ジェンベの話から大きくそれてますが、みしまの沢山ある魅力の中で東温泉は欠かせないものなので集中して書いてみました。
ご覧の皆さん!「みしまツアー」行ってみたくなりませんか?企画しようかなぁ。
さてそろそろババラワークについて書きましょうか。
乞うご期待!