バラフォンCDその2

IMG_6108先日紹介させてもらったBWAZANに続きアフリカで買ってきましたCDの紹介です。IMG_6110

Moussa Pntio Diabate & Baragnouma/Kamele Yeleen ¥2500

ムサは今回ボボに滞在中のバラフォンの先生で五音階のバラフォンのスペシャリスト。
「Tussia」という民族のグリオです。
滞在中お世話になっていたバラフォン工房の監修的な存在でもあります。
IMG_2948彼らは月曜~金曜までバラフォン工房で働き、毎週日曜はキャバレーと呼ばれる酒場で朝から晩までバラフォンの演奏をします。
このCDはまさにそのキャバレーの雰囲気がそのまま楽しめるアルバムになってます。IMG_2936 IMG_2946
収録されている曲はトラディショナルとムサ自身のオリジナル。全て2台のバラフォンと2台のバラ(ヒョウタンに山羊皮を張った太鼓)というボボではとてもスタンダードな編成。

ちなみにムサ自身はトゥシア族出身ですがこのCDに入っているのは「バンバラ」の曲で、使っているバラフォンはなんと「セヌフォ」のバラフォン。
セヌフォにはセヌフォの、トゥシアにはトゥシアの音楽がやはり存在するということで、5音階のバラフォンと一括りにいいましても色々あるんだな。。。ということぐらいしかわかりませんでしたが、太鼓のリズムの話と同じく、なかなか興味深い世界が広がってますよね。

アフリカ人にとってその曲を演奏することの意味って、やっぱり自分の民族の伝統であって、お祝いとか割礼とか、何かしら理由があるもんだと想像するんですが、ただ面白そうだから自分なりに真似してみたっていうライトな動機でやってるんなら僕らとスタートは同じ。親近感がわくっちゅーもんです笑。これが自分の音楽ですって、言えるぐらいまでやってみたいもんです。

話はそれましたがこのムサジャバテ。
先生としても素晴らしくて、僕と嫁さん、毎日一時間ずつ別々に、それぞれスピードに合わせてすごく丁寧に一か月レッスンしてくれました。
これから5音階のバラフォン始めてみようかな、、なんて人にもおススメ。

毎度のことですがこのあたりのCDは大抵本人の手売りでしか手に入らないものが多いですので、見つけた時に即ゲットが吉ですよ!IMG_6110