精霊魂が宿る木ドゥグラ
僕が1996年に初めて手に入れたジェンベはタイ製マイネルのレンチチューンジャンベ。
そして2001年に買った初のアフリカのジェンベはマリのドゥグラ材35.5センチ口径のジェンベでした。
サウンドの深みや出立ち、そして何より「その木は精霊の魂が宿る木だ」と聞かされたことで一気にジェンベ熱が加速していったのでした。
今回アップしたジェンベ、最近なかなか出てこなかったドゥグラ、しかも僕が初めて手にしたのと同じ35.5センチ口径です。
TDF2024年は丁寧にカーヴィングされたレグが特徴で、このジェンベも綺麗なカット。下リングに異色のダブルクレイドルを巻き、バランスの取れた出立ちとなってます。
マリの厚めの皮をしっかり張り込んでます。
リングは鋼(ハガネ)含有量の多い7ミリを使用、そのリングをい皮で綺麗に被せてます。リングに手が当たらないので厚皮を初級者がガッツリ叩き込んでも親指が痛くないというメリットもあります。
足ゴムは10ミリのラバーを釘を一本も使わずに圧着。釘を差し込んで精霊に負担をかけることなく末長くお使いいただけるようにしてます。
ボリューミーなトータルフォルムとサウンド、しかし9kgという、ある意味「軽量」と言ってもいいんじゃないでしょうか。
弦物との演奏やアフリカン以外での歌もの楽曲での使用も余裕でこなす、秀逸にしてオールラウンダーなジェンベ、演奏することで自分も周囲も心から和む、、、、
そんなのをお探しの方に使っていただきたいと思います。