ジェンベの音を作り出す3大要素として
①木
②ボディのカタチ
③腕
があります。皮の厚さとかの比率は上記の3つと比較すると微細なもの。
また皮は交換すれば変わっていきますし、③の腕も頑張って練習していけばある程度は変わっていきます。
そして①の木は本当に少しづつ少しづつ、気が付かないほど少しづつ木から水分が抜けていって、良質なものになっていきます。
比べて②のボディのカタチは不変なものです。
TDFが2016年にマリ渡航した際に設計してきたコートジボアールの伝統的デコレーションを用いたレイヤー状のカービングに幾何学模様のデコレーションをカップからレグまで施したいわゆる「NEOミシュラン」。
10数本という限定された生産本数ではありますが、日本を代表するジェンベ叩き達に愛用していただいている「秘密」は、どうやらそのボディ形状が生み出す特有のサウンドにあると、私は考えてます。
今回ご紹介する一本は、その限られた数本の中の一本。
一見ジャラ(アカジョ)かと見間違う赤褐色のレンケ材はちょっと稀少。
レグのカービングボリュームはまさにミシュラン坊や。カップもしっかりミシュランしてます。
これが音に影響している公算大です。
特に中音(トン)のボリュームがデカい。
httpss://youtu.be/Kha_uOZPD2Q
やや厚めのマリヤギ皮はミシュランとの相性いいですね。
カップ中央部にクラックあり、補修して2年寝かせてます。末永く使用できるよう治ってますが、ディスカウントしました。
音色で悩んでいる初級者の方にもおすすめです。
Mali Lenke 33cm/¥72,800 → ¥69,800