高貴な色と言われている紫
しかしながら昔で言えば不良は紫の特攻服とか着てたし
プリンスもパープレインの頃は荒々しくて整然とはしてなかったところが魅力だったし、どうしても「高貴」というイメージがなかったですね。
花で言えば藤とか桔梗とか、どちらかというと地味で落ち着いた、悪く言うと若者たちから見ればひまわりや桜と違って「パッとしない」花でした。
しかし大人になってみて、それは「品」であり「秘めた美しさ」ということに気づいた、というかこちらの見る目が変わったんだと思います。
例によって長い前置きでしたが、今回の新作ジェンベは秘めたる闘志と性能を紫で表現したマリジェンベです。
思えば2000年代前半のマリジェンベでたまに見た紫のロープ。
どうしてもアースカラーやラスタカラー系の方向に向けられがちなジェンベの色系、このジェンベは思いっきりパープルで統一しました。
今回の工夫した点はサウンドの「奥深さ」です。
このボディは2009年にマリでタクミが現地カーバーと話し合いながら発注したもの。数十本ボディを作りましたが、いままでハズレたことがありません。物凄く桶(木)が鳴るボディです。
その胴鳴りを殺すことないよう、クレイドルにマリの5mm平織ロープを使用してます。
皮は中厚ですが伸びやかで深みのある中音になりました。
レグのカービングはシンプルに。クビレの頂点に置くことで美しさを際立たせてます。
底部には足ゴムを横釘なしで装着。
アスファルトの上で演奏する際も木を削ることなく安心です。
今の自分のジェンベのパワー不足が気になっている方の買い替え、多少有利に下取りいたします。
ご相談ください。
Mali Lenke 34.5cm/¥49,800