都電の音

プリンス、亡くなっちゃったんですね。オバマなんかに「彼は常にクリエイティブだった」とか言われるまでもなくカッチョよかった。旧友なんかミネアポリスのプリンスの自宅まで行ったくらい熱狂してました。

時の流れは早いものでTDFが東久留米から町屋移転に伴い多摩ジェンベファクトリーから東京ジェンベファクトリーに変わったのが2010年8月。もうすぐ6年なんですね。

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町屋のいいところはたくさんありますが、およそ東京とは思えないゆっくりとした時間の流れを都電の踏切と路面電車の音から感じるところが一番好きです。とはいうものの当方せっかちなもので一度大塚からお店まで都電で行ったんですが、信号待ちとかいきなり目の前を無理やり横断する歩行者とか、、もうイラっとしちゃってそれ以来乗ってなくて、ましてや早稲田から三ノ輪までの区間を乗り切ったことはことはないのですが。今度時間があるときにゆっくり乗り切ってみたいと思います。

下町といえば、巨人の星の星飛雄馬の家は荒川区町屋9-16、丹下段平の丹下ジムもこのあたり
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ノリちゃん:「佐々木くんは…さみしくないの?同じ年ごろの青年が 海に山に恋人とつれだって青春を謳歌しているというのに」…佐々木くんときたら くる日もくる日もヤギと牛と木材のにおいがただよううすぐらい工房にとじこもってボディ研磨したり 毛剃りをしたり 皮張りをしたり ジェンベをたたいたり
たまに 明るいところへ出るかと思えば そこはまぶしいほどの照明に照らされたステージという檻のなか―
たばこのけむりがたちこめたライブハウスで よっぱらったお客にヤジられ、ざぶとんを投げつけられながら闘鶏や闘犬みたいに血だらけになってジェンベを叩くだけの生活…
しかも からだはまだ どんどん大きくのびようとしているのに体重をおさえるために食べたいものも食べず 飲みたいものも飲まず

みじめだわ 悲惨だわ
青春と呼ぶにはあまりにもくらすぎるわ!」
ジョー:「ちょっとことばがたらなかったかもしれないな…おれ 負い目や義理だけでジェンベをやってるわけじゃないぜ
ジェンベがすきだからやってきたんだ
紀ちゃんのいう青春を謳歌するってこととちょっとちがうかもしれないが 燃えているような充実感はいままで なんどもあじわってきたよ…血だらけのステージ上でな
そこいらのれんちゅうみたいにブスブスとくすぶりながら不完全燃焼しているんじゃない
ほんのしゅんかんにせよ まぶしいほどまっかに燃えあがるんだ
そして あとにはまっ白な灰だけがのこる…
燃えかすなんかのこりやしない…まっ白な灰だけだ
そんな充実感はジェンベをやる前にはなかったよ
わかるかい 紀ちゃん
負い目や義理だけでジェンベをやってるわけじゃない ジェンベがすきなんだ
死にものぐるいで叩きあいっこする充実感が わりと おれすきなんだ」
ノリちゃん:「矢吹くんのいってること…なんとなくわかるような気がするけど・・・・わたし…ついていけそうにない」

ぼくもジョーのようにノリちゃんに「もうついていけない」って言われるくらいジェンベを叩いて・制作して真っ白に燃え尽きたい
httpss://youtu.be/n8gJ1TPlH0Y