買い占められで欠品してたはずのジェンベ、何とか棚を埋めるまで在庫回復してきました。
やはり人のパニック心理構造は怖いですね。
さて今回は戯言な前置き(笑)は省いて、自宅でジェンベを愛でる特集②。
ジェンベは皮を張り替えたばかりはパリっとしすぎてて、なんか落ち着かないけど、しばらく叩くうちに馴染んできて自分の好みの音になっていきます。
それでも複数年叩くうちに、今度はどんなにチューニング変えてもあの青春の甘酸っぱさを含んだ「プヮカッ!」って音感が無くなっていくものです。
それは皮に自分の手汗や脂が浸透していくことによる経年変化と、ベテランになればなるほどヒットポイントが左右の2か所に集中していくことで皮自体が「摩耗」していくことによる凹みが出来ます。
この2つの経年変化(劣化ではありませんよ)は皮の表皮を削ることで多少なりとも是正できます。
②打面研磨してみよう!
研磨と聞いてすぐに思い浮かぶのはサンドペーパーですが、ことジェンベ打面研磨に於いてはサンドペーパーは最悪の結果になりがちです。サンドペーパーは皮の繊維を「磨り潰しながら」荒らしていきます。
推奨するのはジェンベ屋の3種の神器のうちのひとつ「両刃カミソリ」です。それも出来ればお父さんの使い古したやつとか、切れ味スッパリでないやつ。
これを親指を支点にして人差し指と中指でU字に曲げながら削っていきます。
ビビッてんじゃねーぞ!
方向は頭からお尻へ。経年変化で皮を撫でても方向が分からなくなってても刃を動かしてみればすぐにわかります。スーって動く方向が頭からお尻です。
特に変化している肩の部分からシュッっていきましょう。
左半分終了!
比較すると
右も同じ要領でシュッてします。
まるで張りたての初々しさが戻ってきました。
両刃で削るメリットは皮の繊維を潰さずに「脂化した表皮のみを切っていく」イメージで行けるので、サンドペーパーで仕上げたときの「もけもけした感じ」が出ないところです。
もっさりしてきちゃった音色も少し若さを取り戻していきます。
両刃の剃刀の動作は慣れるまではオッカナビックリですが、是非トライしてみてください。
あ、こんな時期ですがマスクは必ずして実施してください。皮の粉が顔面直撃してきますので(笑)
さー!次回は皆さんお楽しみの③チューニングしてみよう!です。
上腕筋と体幹ピリッとさせてエクササイズも兼ねますんで、コロナ対策にも(笑)
乞うご期待!!