コロナ真っただ中だった3月から5月は、今思うと「リゾート地にポンと放り込まれた」感じだったかなって、振り返って思います。
膨大な時間が急に与えられてしまったわけです。
本当のリゾート地だったら海で泳いだり、連れの買い物に付き合ったり、、、、それでも日々の喧騒から急に離れることで生ずる「何もすることがない時間」は、ジェンベに出会う前の自分にはとても苦手な代物でした。
そんな時はとてもいい考えが生まれるときもあれば、反対に自分の中のダークサイドと急に向き合わなくてはならなくなったりして。
最近の悲しいニュースみて、改めて思います。
ジェンベと出会ってよかった、、と。
さて、そんなリゾートな6月を経て梅雨が明けた8月から急展開で皮張りのご依頼が増えました。9月に入ってもその勢いは衰えず、思えばジェンベの新作になかなか取り掛かれなかったりしてました。
久々の新作はフルレストアでガラッと生まれ変わった某工房のイロコジェンベです。
おそらく僕らのところに張替えご依頼頂くジェンベの中で一番本数が多いのがこの工房のジェンベだと思います。
修理をするたびに思っていた「ここがこうならもっと最高のパフォーマンスを出せるんだけどなぁ」を、今回すべて思い返して、ドカンと注入しました。
いい皮載せました(笑)
最近の自分の好みでクレイドルは敢えての黒平紐シングル。
まず初級の方でも手が痛くないです。ダブルのガンダムジェンベは手が痛いって、特に女性の声。
イロコの特性である豊かな中音域をノーマルのKBLジェンベは殺してしまういくつかの箇所があり、それを徹底的に改良しました。
で、このサウンドです。
32.5cmというナイス口径なのに65cm高だったため身長180cm以上の方にはいいのですが、一般日本人には高すぎたので上下をカットして足ゴムを装着しましたので叩きやすい高さになりました。
httpss://youtu.be/PHCa4JV3zFo
そしてこのジェンベの最大のチャームポイントは6.6kgという超軽量ってところです。
それでいて良質なサウンド、、、そこにこだわりました。