2001年創業でTDFの前身「楽屋」から換算すること22年
多くの喜びを生みたくてジェンベをたくさん作ってきましたが
現状に甘んじることなく
もっともっと所有する喜びや叩き出し音で
生きてることを実感できる
そんなジェンベをTDF相方である加藤タクミと切磋琢磨しながら
作り続けていきたい。。。。。。。
ー最高の一本を目指してー
昨今のファッショナブルに着飾っただけのジェンベではなく
一見質素で静か、しかし実は大いなる実力を秘めた
武士道のようなジェンベを作りたい、、、、、、、、
そんなジェンベを目指して、LAで先月様々な刺激を受けて帰京した加藤工房長と
「これからのTDFが市場へ提供するジェンベについて」
じっくり協議し生まれた一つの方向性、それがこのジェンベです。
2009年、TDFがまだ東久留米にあって多摩ジェンベファクトリーだったときに入荷した、全く彫りのない、
敢えてサンドペーパーによる高級家具のような艶やかなボディフィニッシュをせずに木肌の質感を大切にした13年間ボディの状態でストックしてあったジャラ材の桶を、
一つ一つの作業工程のクオリティを見直し、全てにこだわりを乗せて丁寧に組みました。
材のピックアップについては心材を贅沢に厚めにとって、厚皮に負けて歪むことなくその厚みを余すとこなく「音」として伝えられるよう、エッジ加工にもこだわって切り出してあります。
リングは下リングは鋼含有量の高い鋼材、トップリングは日本では建築基準法による縛りで生産することが出来ない異形鉄筋の双方7ミリを、ボディに決して「食い込むことなく」でいて大きすぎない絶妙な大きさで、こちらもミリ単位で溶接を工夫しています。
野外演奏を視野に入れた「足ゴム装着」も、よくある無数に釘を打ち込むタイプではなく、あくまでもボディに優しく一本の釘を打ち込むことなく決して取れる心配のない厚さ1センチの硬質ゴムを装着。
ダンサーに伝えたいメッセージを力強く叩き出すシーンではそのゴムを支点とした前方にジェンベをより深く倒したプレイ時にこの強固なゴムが真価を発揮してくれます。
オオクワガタのような深い茶褐色のボディに自然に馴染むOlive&orangeの国産5ミリ縦ロープとOlive&BLACKの上下double cradle、リングは日産車のボディ塗装で使われている耐久性優れた塗料を5度塗り、ここでも質素ではあるが秘めたる闘志というテーマで組んでます。
それでもサウンドはどんなシーンでもその意思を通せる腰のあるボディ鳴りした戦闘力の高い出音です。(Performed by Laoulaou)
経験問わずこのジェンベと数十年一緒に歩んでくれる方に叩いて欲しいと思ってます。