みしま・リスペクト⑤

素晴らしい人間を知れば知るほど自分の小ささが自分の中でクローズアップされて、いい結果が出る人と・結局あまり変り映えしない人と・良くない結果が出る人の3種類のタイプがあるように思うが、自分は50年人生に於いて数回出た(ような気がする)いい結果を除いてほぼ全般的に「結局変われない残念な人」だったように思う。自我が強いのか、それとも・・・・・ ババラ・バングーラを知るジェンベファンのほとんどはママディの初版教則DVDで初めて観た、あの「ヒュンヒュンキュラキュラッ!」と独特の鳴りをさせまくってるジェンベ音の人、、、とのたまうのではないだろうか?シディキカマラが大好きだった僕はDVD化により居なくなったシディキに代わって飄々と佇むババラに対してちょっと「よそ者」扱い視線で見始めたのだが、ママディに促されて少しハニカミながら叩き始めたババラのジェンベの音色に一気に引き込まれた。やけにリングの位置が高く、キュインキュインいう音色と皮の巻き込み具合から「3本リムやなぁ、きっと」と一瞬思った。そして何よりも「立ち姿が美しい」ことに驚いた。 数年前に来日した際に東京でワークがあったが、あいにく予定が合わずに私は行けなかったが、行った仲間から聞いた第一声は「凄い体育会系」だった。そして「絶対佐々木さんは気にいると思いますよ」とタクミから言われた。どういう意味だ? そんなババラ、今回のイベントでの立位置も「ファムドゥと一緒に来日した若き獅子」的な、まるでママディ教則DVDでの彼の位置と同じようなが最初の印象だった。実際フェリー乗り場に到着した際もファムドゥ達の後ろで大きな身体を少し屈めるように佇み、ファムドゥのクラスでもジェンベはほとんど叩かずにアンクルベルを太ももに載せてシャンシャン鳴らしたり、、、しかしそうして控えめにしようとすればするほど彼への興味が増大していく僕ら。 二日目の午後、ババラ最初のクラスはまこっちゃんとテント設営でワークに出れなかったが、その夜に僕らの「Djembe-Ber」で吞んでた皆が口々にウォームアップのことを話していた。前から聞いていたし、さして驚かなかったのと、自分の中で既にババラのそれは「自分に対して利く、足りないものを補完するもの」という確信があった。 そして翌日午後、そのときは訪れた。コノの美しいメロディーの唄を男女ハモって唄わせて、ソロケイタ&ママディコナテの迫力あるドゥンドゥンに合わせて片手づつのトンカン連打~限界までスピードを上げるショフマンを1時間目一杯、もう全身の筋肉と関節とスジが限界になるまで100名が叩いた。ジェンベを始めて20年、こんなに真っ白になるまで叩いたのは初めてだった。実際、途中でココロが何度か折れて連打のスピードが鈍った。しかし皆でジェンベを叩くところの「いい部分」は周りに乗せられるところで、また再度皆のペースに乗っかって連打しだす。今までは皆でジェンベを叩く「悪い部分」として自分ひとりくらい離脱してもアンサンブルにさして影響は無い、とたかを括ってしまうところで、自分は決して若くないのだから、こういった遮二無二なことはちょっと遠慮・・・と逃げ口上を打って出ていた。 カッコ悪かった。 しかし昨日感じていたババラのこれに対する「必要性」はやはり自分の第六感が正しかった。それはまず常々思っていた「どうしたら脱力した綺麗な音が出るのだろう?」の答え、そう昨日聴いたファムドゥのような音は「力んで力んで限界まで力むと崩壊して、不必要な力と動きをカラダが拒絶するようになる」という逆療法的発想だった。自然な動きは可動域を広げ、不自然な動きを本能的に阻止することでも可能にするのだと思った。これはスポーツで言うところの「超回復」とは少しニュアンスが違う。筋肉量が増すとかパワーアップするという質的要素よりもココロの反応だと思う。 考えてみればアフリカ人ドラマー達は決して習わず、見て聴いて感じて自然と身に着けていくのであろう。以前高木が言っていたがアフリカのジェンベの達人は例外なく「フォームが綺麗」であると。またフォームが綺麗なドラマーしか「残れない」と。とてつもないフォームで物凄い音を出す人も居るが、どこかで故障したり片寄りがあったりしていると。 ババラはソロも伴奏も意識的に左を多用していた。右利きの彼は、彼ほどの手慣れでも「左が苦手なので多く使うようにしています」と言っていた。 みしまの1週間、このウォームアップがどんどん苦無く出来るようになっていった。気のせいか音色も変わったような気がした。帰路の車内、眠気が限界に来たとき左手でトンカン繰り返して太もも叩いて目を覚ました。そして今日も・・・・。 どうりでババラ。今回のとっても難しい立位置でも常に控えめで常に穏やかでそして常に明るく立ち振る舞っていた。難しい局面も多々あった。それをも超前向きに乗り切ったときのババラに涙した。絶え間ない努力とそれに伴う自信は「常にリスペクトする姿勢」を持てるババラを創り出していた。その中で主張もしっかりする。ババラのジェンベに対する姿勢はともすると真面目すぎるほど真面目だ。手を抜かない。伝統に対するリスペクトも半端じゃない。誰かをやっかんだり、攻撃に対して更に攻撃したりは決してしない、、、、 何だ!いい人過ぎてムカついてきた(笑) でもババラQ&Aで見せた問題点をしっかり見据えている一面や、控えめでわきまえ過ぎてるところとか、いや、もっと駄目な部分を見せて欲しかった(笑)のは自分の願望です。実際はもっと硬軟バランス取れてる人だと思う。 世界中の要人にババラを見せてあげたい。 最終日、フェリーでみしまを離れる甲板で最後まで島の皆さんに手を振っていたのはババラでした。  

みしま・リスペクト(A little break)

こんなブログですが「楽しみにしてます」や「雰囲気が文章で読めて嬉しいです」などのお声を頂き、身に余る光栄でございます。今まで打サミのときもマリ行きのときもそうでしたが、帰京当初はどうしても勢い余って書き始めるものの様々日々日常に流されてゆきながら段々トーンが尻切れになってゆく傾向にありました。今回痛感したジェンベ道に於ける「長く続けること」と平行して、ブログについても慌てず急がず、、、でも忘れず!をココロしていこうと思います。 というわけで少しブレイク。 この日本ジェンベフェスティバル2015を私なりに動画編集してみたのでお茶受けにでもしながら観て見てください。念のための掲載許可ももらいました。 ジェンベで迎え入れていただいて・ジェンベで迎え入れて・ジェンベで見送っていただく・・・・・という「らしさ」を表現したつもりです。ラストの汽笛なんてホントヤバイっすよ。 さあ、今週も叩いて叩いて・・・  

みしま・リスペクト④

初日夜はまだブースが未設置だったので駐車場にテーブルと椅子を出して、まるでサーフィン行って駐車場吞み!みたいな集まりだった。そしてとても寒かった。それでも初日の興奮と胸から零れ落ちそうなこれからの期待を肴にランタンの仄かな光に集まったジェンベ叩き達が交わす取りとめもない話。慣れているとはいえ通訳で相当に神経をすり減らしてるであろう岩原さんもマサイマントを纏ってフラッっと立ち寄り、夜23時に各所の見回りを終えたケンさんも加わってとにかく華が咲いた。寒かったこともあり初夜は3時位に解散、私はこの一週間通して寝床となってくれたバモスで就寝。・・・・・・。 で5時起床(笑)!これって東京の暮らしと変わらん(笑)。目指すは東温泉。既にSNSではこの渡航の写真を東温泉中心にUPしてますが、上述の腰痛不安もあり「毎朝東温泉で夜明けを見てやる」と決めてました。今回は車で来ているので5時でまだ真っ暗な中、信号がひとつも無い硫黄島をひた走り東温泉の岩場へ。 車のヘッドライトを消すとそこは漆黒の闇。まっくらなんです。東京にいるとどんな気象条件であろうとも空は仄かに明るい。しかしここみしまの夜は「黒」です。携帯の灯りをたよりに岩場を降りて誰も居ないことを確認しつつ・・・・・まっぱになり湯へ。全身が蕩けるような気持ちよさ、そして、そして見上げると見たこともないような満天の星空です。塵のような光が帯状に広がる「天の川」も生まれて初めてみました。岩場に打ち寄せる波の音が無かったらきっと星が煌く音が聴こえたことでしょう。 嗚呼、これは少なからず踏ん張ってる自分へのご褒美と、これからへの叱咤激励なんだなぁって思いました。痛めた腰も、この夏毎日毎日必死で張ってきた手も、丹念にマッサージしてあげました。そして海を見ると薄紫色になってきて、その色は段々と暖色を強くしてゆきます。このまま呆けてると誰か入湯にきて、まっぱでは具合が悪いので湯をでて、お次の目的である「釣り」に向かいます。硫黄島では様々な魚が釣れるらしく、今回闇雲に持ってきた湖沼用のタックルでは到底釣上げられないことが判明。したがって朝一で堤防から小物を狙ってみました。そこには島のつり名人であるとしさんが毎朝いらして、様々なアドバイスをくださいました。ワームでちまちまやるのは「みしまっぽくねーかな」と段々とトップウォーター系のルアーにスイッチしていき、最終的にはクレージークローラー(笑)。次回行く際には必ずヘビータックルを用意して磯場へ行くぞ!!!(とんでもない大物が釣れるらしい) 結局そんな釣り方していたせいか滞在中毎朝釣りに行ったが毎朝ボウズ(禿げではないよ)でした。空君やアジ兄はバカスカ釣っていたっていうのに。 東温泉に話を戻しましょう。某サイトでは「最大にして最強の露天風呂」とも言われています。 朝一の入湯なので本来は湯船に持ち込むべからずの携帯カメラで撮影した写真で雰囲気をお楽しみください。 何だか我が温泉自慢みたいになってますが、それほど惚れ込みました。最後の写真が3つの湯のうち一番熱い源泉です。寸分も手を漬ける事さえ困難な湯温ですが、気合入れて数秒ドブ漬けしますと皮張り&ジェンベ叩きで使い込んだ手にじんわりと沁みます。そして今、私の手は沢山あった擦過傷が消え失せてます。 ジェンベの話から大きくそれてますが、みしまの沢山ある魅力の中で東温泉は欠かせないものなので集中して書いてみました。 ご覧の皆さん!「みしまツアー」行ってみたくなりませんか?企画しようかなぁ。 さてそろそろババラワークについて書きましょうか。 乞うご期待!  

Mali Tour 2016開催!

第3回 ダラマンとTDF工房長と日光と行く! ドラム/ダンス ワークショップツアー in バマコ 来年はやります!日程が決まりました! 治安良し、音楽文化の豊かなマリ。みんなで一生に残る貴重な体験をしにいきませんか? 2016年 2月2日(火)から2月16日(火) ワークショップは月曜から土曜の朝から夕方まで!、日曜日は終日自由行動です。 結婚式やライブ見に行ったり、買い物行ったりしましょう! 日光おすすめの市場へ布を買いに行ってテーラーで衣装をオーダーメイド! ゆっくり復習会もいいですね。アフリカの地でぼーっと人生について考えたり。休日もいいですよ。 プライベートレッスンでバラフォンやマリのブルースを習ったりもいいですな。 参加費 ジェンベ、ドゥンドゥン、ダンスクラスの 1科目受講の場合:1週間/10万円、2週間/15万円 2科目受講の場合:1週間/12万5千円、2週間/17万5千円 3科目受講の場合:1週間/15万円、2週間/20万円 講師 Makan Kone(Ballet District)を始め、ダラマンの強力な人脈でマリの各地方のスペシャリストが総勢10名以上でワークショップをしてくれる予定です。 宿泊 3階建てのセキュリティー完備のゲストハウス。ワーク会場は屋上のスタジオ。寝坊も心配なし 笑 参加人数によっては変動しますが、2人部屋(場合によっては1人)が基本となります。   食事 マリの一般的な家庭料理を1日3回、現地の形式で給仕します。 1.5リットルのミネラル・ウォーターを1日1本支給します。 参加費に含まれないもの 日本ーマリ間往復渡航費、海外旅行保険代、マリ入国査証代、 予防接種費用など渡航に関わる費用、バマコ空港ー宿泊地往復交通費、および個人的な出費。 参加費に含まれるもの 宿泊費、食費、レッスン会場費、講師への謝礼。 ご参加にあたっての注意事項 1. 本ツアーは現地(バマコ)集合/解散のツアーです。 2. マリ入国には査証および黄熱病予防接種証明書(イエローカード)が必要です。 各自お早めにご準備下さい。 <マリ入国査証> マリ共和国大使館 http://www.ambamali-jp.org/jp/visa_issuance.php <予防接種> 厚生労働省検疫所 http://www.forth.go.jp/index.html 予防摂取窓口 http://www.forth.go.jp/useful/yellowfever.html#world_list 3. 現地での万一の事故、怪我、病気などに際しては、スタッフができる限りサポートに当たりますが、最終的には参加者本人の自己責任となります。 海外旅行保険には各自ご加入下さい。 4. 天候、天災、社会情勢などにより、ツアー内容や日程に変更が生じたり、キャンセルとなる場合があります。   ダラマン&日光&タクミ こんな安心なマリツアー! やっぱりダラマン、現地でこもったことがあればグリオのダラマンが頼りになります。バマコのコアなお祭りまでご案内しますよー。 日光と一緒だから、女性でも安心。女性ならではの必要なサポートや、やっぱり!ダンスを一緒に踊って、細かいところや、流してしまいそうなところを親身になってサポートします。 TDF(東京ジェンベファクトリー)工房長も同行します! やっぱり行ったら楽器が欲しい!という方は超安心。工房見学から楽器選び、なんと日本までのカーゴでの輸送を […]

みしま・リスペクト③

毎週月曜日は横浜センター南でユキさんのアフリカンダンスとジェンベを1時間半の中で両方やるクラスをしてまして、自宅からは2時間ほどかかるため比較的早めに出て早めに着くようにしてます。昨日も10時には着いたので銀行行ったりしながら11時からのクラスまでの間をスタジオで自主練しました。ファマドゥから教わったフレーズをひたすらイメージしながら。 ワーク初日、いきなりファマドゥのクラス。ここに参加しているほぼ全員約200の過剰期待に満ちた瞳が見つめる中ファマドゥが体育館に登場。纏ってるオーラが「平温」なところが凄い。普通、達人は知らず知らずに自分も達人としての振る舞いをしてしまうし、周囲側近もそれを期待したりそうさせる方向に持っていってしまうことが多いように思う。それはそれで良いとも思う(何日目かの夜、その件では岩原氏と言い合いした)が、王として君臨することを避けるかのようなファマドゥの井手達振舞は逆にその存在を圧倒的なものにしていたように思う。いきなり結論めいてしまうが上のもの(神のようなもの?)にも下のもの(身分ではないよ)にもすべてのものに平穏対等でいよう・尊敬尊重しようという姿勢が「あのトン」を産んでいるのではないだろうか。 100人が一気に叩きだすジェンベの音を想像して欲しい。それは「イベント」としては物凄い驚きを醸し出すが「習い事」としてはチト難しい側面がある。ましてや体育館。円を描くと対角線の相手まで50m以上あるため音が視覚より遅れて聴こえて来る。実際、最初は自分達もファマドゥや岩原さん宏樹たちも戸惑った。しかしファマドゥが凄いのはその状況をありのまま受け入れて、そして全く悲観することなく、いや逆にそれを楽しむかのようにワークショップを展開したところだ。「聴こえないなら出向く」が如く小躍りしながら100名の参加者一人ひとりのところへ行き、すべての音に耳を傾けて時には足を停めて、時には鳥の羽やパーニュなどの小物を屈指して「ワークショップを楽しんでいた」。 通訳の岩原さんがこぼしてたけど、リズムの解説をし出すと話がどんどん展開して行き中々本筋に戻ってこないと(笑) そのコケティッシュな感じと小柄で陽気なおじいちゃん風情、脱線する話、そして決して手数が多くなく難解でもないジェンベのフレーズ・・・分不相応かもしれませんが自分が成りたいジェンベ叩き像に限りなく近いのがファマドゥコナテ師だった。もっと早く出会っていたら自分のジェンベ人生が変わっていたかもしれない。そんな師がウチのボウルマリジェンベにとっても興味を持ってくれた。ベースがいいと。(スラップはセパボンだって(笑))実際ファマドゥが大切にしているのはベースだった。それは今の自分の師「ダラマンジャバテ」が常々言っていることだ。そしてファマドゥの叩くジェンベのニュアンスとダラマンのジェンベのニュアンスが物凄く似ていた。それはファマドゥ世代のジェンベがマリンケもカソンケも含めた「マンデ音楽」の範疇にあったという証明ではないだろうか?と。 誤解が無い様に念のため書いておくが、ファマドゥは昔から今のような感じになったのではなく、若き頃はバレエアフリカのマスタードラマーとして26年間も君臨していた。それはそれは物凄い修練を積み、どんなフレーズにも対応できる身体と強靭な精神をもってしていただろう。 今回の自分の気づきはのちに書くがババラのメソッドで「動くようになった自分の手」と過去凄まじかったであろうファマドゥの今を鑑みて「やるっきゃない」と思えたこと。それが宝だった。 夜、これから始まる膨大になるであろうジェンベのフレーズを反芻する間もなくジェンベ基地にひとりまたひとりと素敵な笑顔のみんなが集まってきた。 終わることのない長く楽しい語らいのはじまりだ。

Drumskull Professional Guinea Djalla 32.5cm

待ちに待ったカリフォルニア、ドラムスカルからのスペシャルなジェンベが届きました。 今回入荷したのは5本。 全てドラムスカル徹底監修のもとギニアで作られたボディーを本国アメリカに運び、ドラムスカルの工房にてリング、ロープワーク、皮張りの工程をおこなわれたものです。これまでTDFではボディーでの入荷はありましたが、完品での入荷は初めて。ロープはすべてUS製ドラムスカルオリジナル。かなりのバリエーションを持っているようでどの商品も色彩豊か。全体的にマットな雰囲気の発色で統一感を持たせているところが特徴でしょうか。 もちろん強度もありますし、「伸び」とか「しなやかさ」も丁度いい感じ。この2段クレードルも彼らの得意とするextended hitchesと呼ばれる手法。とても高い技術で時間を掛けて組まれています。リングにはステンレスを使われています。こちらもオリジナルの足ゴムrubber bottom。 ボディーを傷つけないよう釘を使わずに接着されています。 こちらデモ演奏。ええ音しますよ。 是非手に取っと見てもらいたいです。Drumskull Guinea Djalla 32.5cm(DJ0295)/¥118000

みしま・リスペクト②

実は帰ってから5日経ったというのにほとんど片付けが出来ていない。 もしかしたら心の何処かで片付けることで忘れることを拒んでいるのかも。(いい訳臭い?) 往路のフェリーでは終始上のデッキで各人と親交を深め合い。心なしか不安だった船酔いも海が安定していたせいかまったく揺れずにせずにすみました。北海道・東北・関東・中部・東海・関西・九州・奄美・そして韓国・中国・シンガポール・フランス、そしてベルギー・ギニア、、、フェリー渡航は3時間半だったはずなのに様々な地域から集まったジェンベフリークと立ち話してたら本当にあっという間に硫黄島が見えてきました。どんだけ聴きたいこと・話したいことがあったのかを心底実感。 港が近づくにつれ聴こえてきましたよぉ、ジェンベの音が。姿は見えずとも「あ、このドゥンドゥンはバラクランジャンだな!あ、ジョレに変わった!」とわかります。ジェンベもそうですがドゥンドゥンの音は本当に遠くまで届くんですね。この「お迎え」僕は体感2回目だし予備知識としてお迎えがあることを知ってるからアレだけど初めての方はきっとビックリすると思う。まずは島にこれだけの手慣れが居ること、そして来島者を本当に歓迎してくれてるんだってこと。この伝統を創りあげた島の皆さんとジェンベ留学生達に改めて最大限の敬意を表すと共に自分もそんな「風習を新たに創り上げれる人」になれたらなぁと思いました。 1週間のスケジュールが配られます。何とファマドゥクラス3時間・ババラクラス3時間の合計6時間の贅沢さ!まだ勝手は掴めてませんが僕もまこっちゃんもクラス中はどうせみんなカブリツキなんだからブース閉めてワーク受けようよ、ってことに。しかしながら初日最初はブースの場所が決めきれず候補場所を探りながらテント設営のみで夜になってしまったので、翌日午前のファマドゥワーク受けたあとで商品搬入しようってことになりました。ファマドゥのクラスについては後述しますね。 テントはひとつ硫黄島のをお借りして、そこは溜まり場として使用。実際のブースはまこっちゃんのを2つ繋げて建てて、チアフル&TDF一緒くたで「ジェンベ基地感」を出しました。まこっちゃんはイベント出店ガンガンの日々を過ごしてきたようで出店慣れしてて、最強スタッフの大悟くんと共に骨組み~タープ掛けなどテキパキと進めていきます。その間、体育館ではババラが一回目のクラスを始めていて、konoの唄が聴こえてきました。「いきなり唄か!」と思ってたら程なくしてトンカン&ショフの爆音が延々と続きだしました。時間にして1時間ほど。何とkonoのドゥンに合わせて体育会系ウォームアップだったのです。その後ゾクゾクするフレーズ満載のキメが聞こえてきて、まこっちゃんと「おい!結構長いぞ、このキメ。ヤバイか?」って笑いあってました。ババラクラスについても後述しますね。そしてあっという間に「ジェンベ基地」が完成しました。ここで一週間このイベントを盛り上げるサブ舞台を展開していきます。この時間はクラス中なので地元のジェンベチーム「あぼーら」の皆さんなどが早速買い物にお越しくださって、ここでもまこと節が炸裂、こやつ何年ここに通ってるんだ?ってくらいに溶け込んでましたが、聞けばまっこっちゃん自身は鎌倉から鹿児島に移住してからまだ4年足らずだそう。この男のぶっとい感じはまだまだ底が知れません。 クラス後は豪華な夕食。100名からが一斉に食べ始める今回の食事班は本当に大変そうでした。それでも毎回最高の食事をご提供くださりました。ここでスタッフとしてしっかり働いていたのが数年前町屋に修行に来てた渓之進。彼はここ硫黄島のしおかぜ留学生で、彼の今のジェンベ人生のスタート地点がここなんです。この素晴らしい留学制度についてはもっと勉強してみたい。東京で過ごす我らも流用できれば、、とは思うのです。 さてワーク初日の夜がやってきました。 つづく

みしま・リスペクト①

10月30日早朝に東京を出発、11月9日夜に帰宅するまでの11日間はいろいろな意味で濃厚過ぎて未だ整理出来ていないので、ここで少しづつ写真でも載せながら反芻してみよう思います。 出発前の30日は午前中プレジェン、午後埼玉倉庫にアジア発送分などの在庫を取りに行って即こんどはジェンベや皮の通関で大井埠頭へ。夜暗くなってピックアップした荷物を積んで町屋へ、大量の皮と巣晴らしいジェンベにまみれながらも出発時間が迫ってるので硫黄島持参分を積んで帰宅。2時間ほど寝て、朝4時50分往路約1,500kmのスタートです。中央道・圏央道・東名・新東名・名神・中国・山陽道・九州道と経由して31日早朝に鹿児島着するまで休憩多めにとりながら行きました。 そもそも今回TDFのミッションは鹿児島県の「国民文化祭」でみしまとしてはジェンベ押しで行くことは昨年から徳田健一郎さんから聴いており、その一大イベントをジェンベブースで盛り上げる・・というもの。徳田健一郎さんについては前回2011年のみしまママディワークショップ参加時にブログ(ドゥンドゥン馬鹿)で書いてますので改めて記載は避けますが、まあ凄い人です。今回、改めて思いました。そのあたりはまた後述します。 うちと共に鹿児島のチアフルマークさんもでるので直前に電話でちあふるまこと氏と話して「100人からの参加者や島の方々が気軽に立ち寄ってついつい長居しちゃうようなジェンベ基地を創ろう!」ということに。そしてまこと氏からは「期間長いですから釣竿とか持ってきたほうがいいですよ。釣った魚を焼いてつまみにしてみんなで焼酎吞みましょう」と聞き、昔使ってたタックルを掘り出して持参することに。むむむ、だんだん好みの旅の様相が強まってきたのであわよくばファムドゥ&ババラのクラスを受けたい私としてはその辺のバランス取りをしっかりしないと・・・と気を引き締めます。 10月30日AM4時50分出発。愛車バモスに積まれたジェンベや皮、そして寝袋や釣竿など、けっこうな重みで自然とハイビームになるので対向車からパッシングされたり。しかも660ccノンターボですから高速の上り坂が相当きついので「よし常時80km運行&登りは登坂車線!」と決めました。チョコチョコ休憩しながら延々と続く道もこれから起こるであろう様々な出来事を思えばぜんぜん苦になりません。結局九州に入ってからは数回SAで仮眠を取りましたが無事翌朝6時頃鹿児島へ着。天気はあいにくの雨ですが薄明るい港の向こうに桜島が見えてきて「来たなぁ」って実感。フェリー乗り場で少し待つと続々とジェンベバッグ持った参加者が集まってきます。国内・海外から、あっという間に乗り場はジェンベ叩きで溢れかえりました。久しぶりなあんな人・こんな人で嬉しい気持ちで満たされてるところに、、、御大御一行が。 Famoudou KonateさんとBabara Bangouraさん、そして我らがソロケイタさんとママディコナテさん、今回通訳として大大活躍した岩原大輔&村井宏樹さん、そして何と三島村の大山村長です。三島村とジャンベの歴史は古く、2002年に書かれた松下政経塾卒塾生のレポートが興味深いです。大山村長は島の男って感じのどことなくアフリカ人ぽい風貌で、何とママディのふるさとBalandugu村にも行ってる程ジャンベで村を明るくしようとされてる方です。 乗り場でチアフルのまこっちゃんと再会。再会っていっても今年の5月に一度会ったっきりでほぼ初対面だ。しかしこの旅でファマドゥ・ババラの音を聴くという楽しみの次に楽しみだったのがこの男と一週間ジェンベブースを創り上げるということだった。この男、一見フザケたぐいぐいくる下ネタ炸裂男だが、春会ったときに若くして出た腹のなかに「ぶっといもん」を感じてた。ほぼ初対面に近いぶっとい男と1週間創り上げる「ジェンベフリークが集う基地創り」。わくわくしないわけはない。 なんて考えてる間にフェリー出航時間。車を載せ、いざ鹿児島を出発です。

DRUMSKULL

こんにちは。 久々の雨ですね。寒いですね。 先週は三島村ファムドゥキャンプに参加中の為佐々木さんが不在、アフリカ屋の佐和子さんも出張に出かけていて、なんとも静かなTDFアフリカ屋。 丁度皮がアメリカから届いたので皮待ちだったジェンベちゃん達を工房長と二人で黙々修理していました。 皮と一緒にUS製マザーランドロープも到着。新色ロープ、どれも楽しみなんばかりです。 そして待ちに待ったドラムスカル製ジェンベも到着!Drumskullとは・・・カリフォルニア州サンタクルスのひっそりした郊外に倉庫の内装を改造したファクトリーを構える「Drumskull」。 数人のスタッフによって徹底したボディの品質管理や皮張り、ロープワークはもちろん、リングやロープ、足ゴムは国内でオリジナル生産するなど細部にいたるマテリアルにも一切妥協せず、正にプロフェッショナルのための最高品質のジェンベを作り続けている集団です。 ということで 一昨年サンフランシスコに行った時はもちろん工房見学もして帰りました。このドラムスカルのジェンベ、ええ音鳴るし楽器としてはもちろん一級品なのですが、個人的にすごいと思うのは美しいロープワークと斬新なデザイン!!ジェンベ本来の品格を失うことなく、ギリギリまで攻めてくるデザインは確かな技術とジェンベに対するリスペクトによって裏打ちされてると思うんですよね。 出来れば是非店頭で手に取ってみて感じて欲しい一品です。  

DrumSkull Drums 正規取り扱い始めました。

ボディーでの入荷、ロープやCDと以前から取り扱いのあったDrumskullの商品ですが、彼らの飽くなき追求心の集大成である完成品の完成度の高さはやはり価格相応のものだと思います。 TDFでは出来るだけ幅広いニーズに応えたい、ひとくちにジェンベといっても、いろいろな価値観の詰まった奥深い楽器です。 その中の一部のニーズ、価値観に応えられる商品ではないかと思い、工房長の加藤とDrumskull創設メンバーMattの古くからの付き合いもあってこの度、正規代理販売店として、Drumskull madeの完成品をTDFでも取り扱うことになりました。 アメリカからの送料、関税、英語でのメールでの注文のやり取り、クレジットカードなどの決済などの手間を考えますと、かなりお得な値段設定にしています。プロ仕様の一本をお探しの方、この機会をお見逃し無く!!