佐々木少年の人生初ギター購入から40年経った今、少し考察してみました。
僕が買ったTOKAIストラトは1979年生産だったようで、日本は当時本家を完コピし、そして改良してオリジナルを創り出した時期。新しい音の創造を進め出していました。
そして今ではワシントン条約で制限されているマホガニー材がふんだんに使われているのです。
ジェンベに例えれば、この先レンケ材やゲニ材が条約で一切の伐採を禁じられて、ここから数年先に今自分たちが作ってお売りしているジェンベ達の中古価格が高騰する、ってイメージですね。
もちろん雑誌社がジャパンビンテージと銘打って特集した影響も大きいようで、ネットでの情報流布も併せて「メディアの影響」もあるでしょう。
時代はレコードからCD、そしてMP3へと移っています。音質は音量と「流通の量」で凌駕され、音質を追求する「大衆」が減ってきているのでしょう。本家FENDERやGIBSONよりもラッカー塗装を薄くした80年代の日本製ギターはもともとの材質(マホガニー等)の良さに加えて塗装の薄さが功を奏して「鳴らしやすい」ギターになっていました。
もちろんしっかりピッキングできるプロのギタリストならば本家GIBSONやFENDERのビンテージギターを鳴らせるでしょう。しかしそこまで弾きこめていない人には本モノは持て余すところもあり、だからこそのジャパンビンテージ、すなわち「素材を鳴らしきれる」ところが、今再評価されているのではないでしょうか。ましてやジャパンビンテージが生産された1970年代後半から既に40年。その歳月も加味され、配線系のチューニングも施されたカスタムギターは我々日本人にとっては「最適で最強」の楽器になっているのでは、と思うのです。
という僕の考察が的を得れてるかどうか、、、僕が10代の頃に知り合った、浜田麻里などのギタリストもつとめた藤井陽一さんに聞きました。
つづく