こんにちは。工房長です。
先週末は自身のバンド『ばるぼら』のライブでした。来て下さった皆様ありがとうございました!
先日はついに全曲トランペット!やらせてもらいました。汗
トランペットはじめて半年あまり。何とも無謀な話でありますが、やらせてくれるメンバーにまずは感謝であります。。
そして先日はほんとぼろぼろでした。。。
穴にあったら入りたいとはこのこと。
まあ泣き言はこの辺にして。。
このアップダウンが音楽の良いところです。
さて、今日は梅雨にはいって多くなってきた修理のお話。
フルメンテ+牛皮
数年前から流行というか需要の多い修理プランです。
ボディーと皮の相性がとてもシビアですが、マッチングした時はそりゃあもういい音がします。
今回のはギニアのジェンベ。バラフォンの木です。
長いこと叩いてない状態で、皮も何かをぶつけてしまったか穴があいています。フルメンテスタート。
まずはバラします。
良いボディーです。厚みもしっかりして良く乾燥してます。
しかしよーくみてみると、
ボディーにひびがはいってます。ギニアの気候と日本の気候を考えれば、もちろんこれはある種当たり前。補修をすれば充分使えます。
TDFでは基本『との粉』で補修します。
との粉も出来るだけそのボディーから出たものを使うようにしてます。
まずはエッジの修正。水平出しして、いちどトップをある程度フラットにします。これがけっこう良い汗かきます。 笑
その時に出た削り粉をボディー補修に使います。
同じ木で補修がやはり自然で良いと思います。
エッジ修正、ボディーを補修してオイルをぬります。
乾燥したボディーが一気に油分を吸収して翌日には
こんな感じ。
いい感じです。
さて、次はリングを作り直し、溶接。
まずはここまでした準備完了。次回は皮張りです。