歳月には力がある。歳月を養分にして、この琥珀色は漲った。だからジャラウッドの声色は、言葉に溶けてしまわない。はっきりと呟きが聞こえる。凛としたモノローグである。朴訥だが明晰。シンプルだが、奥が深い。なんという矛盾だろう。静謐があって、覇気がある。ゆったりと、鷹揚で、大きな流れと、縦横無尽に闊歩するものとが、同居している。なにも足さない、なにも引かない。ありのまま、そのまま。この単純の複雑なこと。
山﨑の語彙はまさにこのジェンベと相通づる。
2018年仕事始めで着手したこのジェンベ、今年新たなトライで「横釘を使わない足ゴム」にしてみました。
真横からだと何が何だかわからないくらい木とゴムが密着してます。
厚めのマリ皮と重厚ジャラ材の相性もいいようです。
一生付き合える無頼漢、よろしければおためしあれ。