ワイシャツ=カッターシャツ
所変われば品変わる、その土地土地で風俗や習慣、言葉が異なり、品物の名称までが違うことをいいますが
関東でいうワイシャツを大阪ではカッターシャツっていうことは社会人になって初めて知りました。
ジェンベの木材も産地によって同じ種の木でも呼び名が変わり
マニンカ語やバンバラ語ではジャラと呼ぶ木を土地によってはフランス語のアカジョって呼んだりするし
ウォロフ語でディンブと呼ぶ木をマニンカ語やバンバラ語ではドゥグラって呼んでます。
今回ご紹介するジェンベはセネガルで切り出された木からできたボディなのでディンブと呼びますが、それはイコールドゥグラの木なんです。
でもなんか内部の彫り方やシェイブが違うので「イコール」って思えないんですよね。そのくらい特徴があります。
敢えての荒&ファンタジー彫り
1番の違いはカップ内部の彫り方です。
手彫りのジェンベのカップ内は相対的に螺旋状に刃で彫られているのでザラっとしているんですが、それが独特のうねりを生み出している要因です。
セネガルのジェンベは更に荒彫りでフィニッシュしてます。そしてホールも小さめに彫ります。
2000年代に入ってアブドライジャキテ師が好んでたカップが長めの、いわゆる「その」スタイルがセネガルの特徴って思ってらっしゃる方もいると思いますが、実は1990年代のセネガルのジェンベはカップ浅めの足長めでストレート、、が多くありました。
ラティールたちがその頃日本に持ってきてくれたジェンベはそんなスタイル、そして僕は「ファンタジー彫り」って呼んでますが、どこかクスッとしたり安心しちゃうカービングがワンポイントで施されてるのが多いです。
TDFも過去、何本かそんな古いスタイルのセネガルジェンベを組んできましたが、今回久々にそんなファンタジーなジェンベ組みました。
こちらです木肌はTHEディンブ、そして幾何学系のファンタジー彫りされたストレートなレグです・
上のクレイドルは蒼&グレー&レッドのトリプルクレイドル。
下リングも同様に蒼&レッドのダブルクレイドルです。
コンクリートの上でもガンガン行けるよう、釘を一本も使わない10ミリラバーボトムを装着しました。
ほぼ正円の扱いやすい32センチ口径。
重さも扱いやすく持ち運びも容易な6.5kg。
ディンブらしいキラッとして奥行きのある心地よいサウンドです。
音声プレーヤー細部に渡ってレストアしてあるセネガルの昔のジェンベはなかなかお目にかかれません。
2025年はマイジェンベで!っていう始めたばかりの女性に特にお勧めです!